高宮の日本のどこかにいるブログ

個人的なぶらり途中下車の旅。

WEST EXPRESS 銀河で山陰の旅(4)【出雲大社】

初回

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前回

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徒歩で一畑電車電鉄出雲市駅へ移動。

 

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ここで、事前に郵送されていた引換券をこの一畑電車フリー乗車券に変えてもらいます(これもツアー代金に含まれています)

 

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一畑電車北松江線|[普通]川跡|電鉄出雲市(0956)→出雲大社

この電車で出雲大社を目指します。想像していたよりも新しい感じの電車でした。

 

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一畑電車大社線|[普通]出雲大社前|川跡(1007)→出雲大社

川跡駅で乗り換え。このオレンジの電車はかつて東急電鉄で活躍していた車両だということです(車内の掲示より)。

 

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駅に到着。まずは出雲大社へ向かいます。

 

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鳥居が周囲よりも高い場所に建てられており、威厳があります。

 

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駅から鳥居までは数分で行くことができました。

 

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境内は緑も豊かです。

 

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参道には松の並木が作られていて、神秘的です。

 

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江戸時代に建てられたという本殿は、非常に立派で建築としても魅力的です。

一応、良いご縁に恵まれるようにお願いをしておきました。

 

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その裏には、スサノオが祀られているというお社があります。

 

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因幡の白兎』の神話にちなんで作られた石のうさぎ。

 

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帰りは参道を見ながら駅へ戻ります。

 

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日本旅行から郵送されていた「ご縁だんだんクーポン」を消費するため、ご縁横丁というエリアにある「光海どり」というお店に寄りました。

 

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近隣の鵜鷺(うさぎ)地区でとれた藻塩を使っているという唐揚げをいただきました。観光地の唐揚げなので小さいだろうと踏んでいましたが、想像よりボリューミーで満腹になってしまいました。揚げたてで、藻塩の風味も感じられて美味しい唐揚げでした。

 

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出雲大社前駅に帰還。

 

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国の登録有形文化財にも指定されているというこの歴史的な駅舎は、洋風のとてもお洒落なデザインです。近くには国鉄の大社駅(現在は廃止)があり、こちらは対照的に和風の駅舎ということなので、次に機会があればそこにも行ってみたいです。

 

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この駅の隣には”日本最古級の電車”とされるデハニ50形が展示されています。この電車は中井貴一さん主演の映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に出演したことで話題になりました。

 

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車内は木の香りがして温かみのある雰囲気です。窓はカーテンではなく鎧戸が装備されており、これを動かすこともできました。

 

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さて、折り返し列車の改札が始まったのでホームへ行きましたが、10分ほどしかなかったためじっくりと観察することが出来ませんでした。少し残念です。

 

 

つづく

WEST EXPRESS 銀河で山陰の旅(3)【大阪→出雲市】

初回

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前回

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大阪駅を発車した後、ここで積み込んだお弁当の配布が4号車で行われました。

 

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銀河号のヘッドマークを模したプラスチック製のお弁当箱に入っており、これは記念に持ち帰ることもできます。

 

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中身は、兵庫名物のたこ飯のおにぎり、大阪名物の芋たこなんきん、京都名物のすぐき漬けに抹茶わらび餅と、関西地区の名物がふんだんに盛り込まれています。駅弁で有名な淡路屋のお弁当というだけあって、冷めても本当に美味しくいただけました。

 

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簡易的な寝台に腰かけて、流れゆく夜景を眺めながらお弁当を食べる。一度この国からは失われかけた体験をすることができて感動です。

 

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お弁当を食べ終わるころ、列車は姫路駅に止まりました。

 

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姫路駅では長い停車時間が設けられており、本来はホーム上の「えきそば」を楽しめるはずでしたが、兵庫県の新型コロナ新規感染者数が増えていることを受け中止になってしまいました。

 

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隣のホームには、レールを運んでいる車両が入ってきました。これほど遅い時間に駅にいることもあまりないことですから、お蕎麦を食べられなくてもこうして楽しめると思います。

 

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その後は車内に戻り、フリースペースで開催されているVR星空体験などをさせてもらったあと、自席に戻り休むことにしました。

このWEST EXPRESS 銀河は、実は国鉄時代に製造された古い電車を改造して作られたということで、独特な揺れや音があります。しかしそれも味ということで、むしろ心地よい子守歌となっていると思います。

 

 

2021年4月3日

 

 

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一度は起きられたのですが二度寝してしまい、意識がはっきりしたころには外が明るくなっていました。

 

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6時2分。列車は伯備線生山駅に到着。

 

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 この駅は鳥取県の山間に位置しており、朝の空気が非常に気持ちいいです。周囲に人がいない場所で、マスクを少しずらして沢山吸いました。

 

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東海道本線と比べて線路の規格が低そうな感じもいいです。

 

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ホームでは「銀河マン」や地元の方たちによる歓迎イベント、トマトジュースやお米の配布が行われていました。

 

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その地元の方が、「今日はパノラマ仕様のやくも号が来る」という話をされていたので、多くの乗客がカメラを構えていました。

 

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さて、ここで頂いたお米とトマトジュースを紹介します。トマトジュースは車内で飲みましたが、果肉感が残っているのに非常に優しい甘さで美味しかったです。今度は生のトマトも食べてみたくなりました。

 

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列車は日野川に沿って北上していきます。

 

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山陰本線と合流する直前には、大山が見えました。山頂付近が雲に覆われていますが、本当に美しい形をしています。

 

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山陰本線に入って最初の停車駅は米子です。

 

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山陰の象徴的なタラコ色のディーゼルカーと並ぶ銀河号。山陰はこれまでも訪れたことがありますが、何度でもリピートしたくなる魅力的な場所です。

 

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ここではお水や入浴剤などをいただきました。

 

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さて、米子駅を出発すると、ここで積み込まれた朝食の配布があります。ボリューム満点の幕の内弁当と、このおにぎり弁当から選ぶことができます。残してしまったら勿体ないので、私はおにぎり弁当を選択しました。

おにぎりには「星空舞」というブランド米を使用しているということで、これは粒がしっかりしているのに甘みがあって非常に美味しいです。

 

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列車はその後、いくつかの駅で乗客を降ろしつつ快走していきます。松江駅を出ると、雄大宍道湖を車窓に見ることができます。

 

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京都駅出発から12時間あまり、終点の出雲市駅に到着です。

 

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銀河号とはここでいったんお別れです。

 

つづく

WEST EXPRESS 銀河で山陰の旅(2)【京都→大阪】

前回

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京都駅の31番ホームに来ました。ここからはいよいよ特急「WEST EXPRESS 銀河」に乗ります。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、日本旅行が主催するツアーに参加するという形になっているため、乗車前には検温や手の消毒が行われました。

 

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多くの人が見守る中、遠くに列車の前照灯が見えてきました。

 

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東海道本線(伯備・山陰)|[特急WEST WXPRESS 銀河]出雲市|京都(2115)→出雲市

ついに到着。

 

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写真が暗くなってしまったので、停止してから再度撮影。

 

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この瑠璃紺色の車体。まさに幼いころ憧れを抱いていた「ブルートレイン」ではないですか!

 

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早速自席へ向かいます。

 

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今回はこのクシェットという設備を利用します。料金面ではあくまで普通車指定席とされていますが、横になって休むことができます。

この区切られたエリアに4人まで入ることができるわけですが、今回はコロナ対策として1人で貸し切れるようです(2人1組で申し込んだ場合は2人で利用できるということです)

 

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入線から発車まで25分ほどあったので、その間にフリースペースとして開放されている4号車「遊星」に来てみました。

 

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瀬戸内海の島々でソーシャルディスタンスを再現したというヘッドマーク風のデザインや、

 

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マスクの着用を促すものがアクリル板に描かれています。遊び心があります。

 

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車内の壁には往年の夜行列車たちが描かれています。

 

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そんな懐かしい汽車旅を思わせる列車ですが、洗面台やトイレは非常に新しくて綺麗なので安心です。

 

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私が利用するクシェットにも、コンセントや自分で調整できる照明、小物入れが装備されており、何ら不自由は感じません。

 

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21時15分。特急「WEST EXPRESS 銀河」が京都駅を出発です。

 

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列車は、本来は山陰線用の31番ホームから発車するため、ゆっくりと転線しながら東海道本線へ復帰していきます。その間に車掌さんから「日本一長いホームは京都駅にある」「京都駅は日本で一番発着する特急列車の種類が多い」といった京都駅に関する雑学が紹介されました。

 

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さて、ようやく東海道本線に入ったところで、すぐに停止。

 

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そのあと普通列車が来て、銀河号を追い抜いていきました。普通列車にすら道を譲る急がない旅です。

 

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そのあと見えてきたこの車両基地は、吹田総合車両所という基地で、この銀河号に使われる117系電車もここに所属していると放送で紹介されました。

新型の新快速電車や湖西線の古い電車が一緒に休んでおり、見るだけでも楽しいです。

 

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1時間ほどかけて新大阪駅に到着。夜なので人影もまばらです。

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続いてすぐ大阪駅に停車します。油断してカーテンを開けてゴロゴロしていたら、こちらの環状線ホームにはたくさんの乗客がおり、恥ずかしい思いをしました。

 

 

つづく

WEST EXPRESS 銀河で山陰の旅(1)【プロローグ:東京→京都】

2021年4月2日から4月4日にかけて、島根県を中心に山陰方面をめぐりましたので、その様子を書いていきます。

 

2021年4月2日

 

まずは東京から京都駅へ向かいます。

 

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中央快速線|[快速]高尾|東京(0648)→高尾

京都へ行くためには東海道線を利用するのが一般的ですが、今回は中央線で行くことにしました。

 

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中央本線|[普通]甲府|高尾(0801)→甲府

高尾駅で乗り換えです。中央線はここを境に、車両や車窓の雰囲気が一気に変わります。

 

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中央線の魅力は、なんといってもこの迫力ある車窓です。東海道線と比べて大幅に時間がかかりますが、ぜひこの遠回りを勧めたいです。

 

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甲斐大和駅で特急の通過待ち。東京では散り始めている桜がここではちょうど満開でした。

 

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甲府駅で乗り換え。30分ほど空くようなので降りてみます。

 

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駅構内の展示スペースでは、武田信玄の生誕500年を記念し、これにまつわる展示が行われていました。ここ甲府市は、武田信玄生誕の地としても知られています。

 

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そのほか山梨県の工芸品なども展示されていました。山梨県は非常に魅力的なのですが、地理的に近すぎるが故に、却って蔑ろにしてしまっていると気づかされました。いつかじっくり訪れたいです。

 

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中央本線|[普通]松本|甲府(1005)→村井

ホームに戻ると、すでに列車が止まっていました。この列車は座席がロングシートで車窓が楽しめなかったので、足りていない睡眠時間をここで補うことにしました。

 

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篠ノ井線の村井駅で下車。

 

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駅舎はシンプルな感じで素敵ですが、来年度以降建て替えが始まってしまうということです。

 

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駅前には一応商店街が形成されています。遠くに山が見えるのが素敵です。バスロータリーにはリーズナブルなお蕎麦屋さんが併設されており、そこで昼食を取ろうかと思いましたが、混雑していたため断念しました。

 

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少し懐かしい感じの書体が使われている看板。国鉄時代のものでしょうか?

 

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篠ノ井線中央西線)|[普通]中津川|村井(1233)→中津川

さて、中央西線直通の列車が来たのでこれに乗りました。

 

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列車は2両のワンマンカーで、塩尻から先は本当に険しい場所を走ります。

 

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列車は木曽川に沿って走ります。落合ダムというダムを見ることもできました。

 

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中央西線|[快速]名古屋|中津川(1520)→名古屋

津川駅からは高尾以来の10両編成の列車になります。

 

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中央西線は、東線よりもさらに急激に車窓が変わっていく印象です。

 

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東海道本線|[新快速]大垣|名古屋(1645)→大垣

名古屋からは東海道本線に復帰します。さすがに混雑しています。

 

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東海道本線|[普通]米原|大垣(1737)→米原

大垣で乗り換え。

 

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東海道本線琵琶湖線)|[新快速]播州赤穂米原(1817)→京都

そして米原でも乗り換えです。ここからJR西日本の管轄になります。

 

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新快速電車であっという間に京都駅に着きました。この日はここから、夜行列車で山陰を目指します。

 

つづく

 

参照資料

 

2021年4月26日:一部表現を修正