高宮の日本のどこかにいるブログ

個人的なぶらり途中下車の旅。

北海道&東日本パスの旅(12)【深浦→東能代】

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深浦で接続時間が2時間以上あったので、散策してみることにしました。

 

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駅のすぐ前が海です。ドラマの舞台みたいな素敵なロケーションです。

 

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海沿いの道を歩いてみることにしました。奥に見える巨大な岩「大岩」に登ることができるようなので、そこを目指します。

 

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五能線の列車と海。いい街です。幸運なことに雨も上がり風も少し弱まってきました。

 

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少し場所が分かりづらいのですが、恵比須神社の赤い鳥居が目印です。ここから大岩へ登ることができます。

 

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遊歩道が整備されていて、序盤は比較的歩きやすい道が続きます。海中では岩がゴツゴツしているので高い波はほとんど来ません。

 

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安全柵も何もない絶景の遊歩道です。日本海を全身に感じることができます。磯の香と波の音が身体を満たしていきます。

 

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岩に到着すると、頂上に行くための階段がありました。狭くてでこぼこしていて冒険心をくすぐられます。頭上に特に注意して先に進みました。

 

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階段を上りきったところです。迫力満点の白い波が絶え間なく押し寄せます。

 

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岩の上を歩いていきます。ここは少しだけ恐怖を感じました。踏み外したらお終いなので慎重に進みました。遠くには深浦駅に停車中の五能線の列車も見えます。

 

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頂上に到着。360°の大パノラマで荒れてる日本海を心ゆくまで堪能できます。私は高い場所が苦手なのですが、それを忘れるほどに美しくて迫力があって感動しました。

 

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さて、駅に戻ることにします。上りよりも下りの方が怖かったですね。私と同じで高い場所が苦手な方、覚悟を決めていく必要がありそうです。

 

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駅に戻ってきました。待合室ではストーブが焚かれていてとても暖かかったです。

 

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深浦駅の駅名の由来と街の紹介。やはり日本海ということで夕日が美しいそうです。大岩の上から眺めてみたいですね。すごいロマンチックです。

 

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駅の時刻表、ここも非常に本数が少なく、東能代まで行く列車は4本しかないようです。休日や観光シーズンはリゾート車両の快速も走るそうなので、快適な旅をしたい方はその列車の方がおすすめです。

 

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五能線|[普通]東能代|深浦(1432)→東能代

今回私はローカル各駅停車の旅なので、のんびり普通列車で終点を目指します。リゾート列車も憧れますが、この昔ながらの赤いディーゼルカーも素敵ですよ。

 

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少しだけ小雨がぱらついてきました。大岩散策のときに降られなくて良かったです。

 

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列車は再び海岸線を行きます。このころには雨も上がりました。

 

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少しだけ光が射してきました。事前情報によると、このあとの大間越駅~岩館駅の車窓も絶景とのことで、期待が膨らみます。

 

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列車は少しずつ高台に上がっていきます。

 

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こちらがその絶景。車窓を見て涙が出そうになったのは初めてでした。写真だと伝わりづらいのですが、本当に実物は美しいです。通常はリゾート列車のみここで徐行運転をするそうなのですが、今回は特別に普通列車でも徐行していただけました。まさに日本一の絶景ローカル線、その噂は本当でした。ここまで来た甲斐がありました。

 

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色の濃い日本海とどん曇りの空。ただ穏やかなだけの海にはない美しさがあります。

 

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ほとんど誰もいない車内でひとり、感動に浸っていました。とても贅沢な時間を過ごすことができました。感動的な美しい長編映画を見た後のような気分になりました。

 

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そのあと列車は海を離れていき、ごく普通のローカル線の車窓が流れます。この後奏もまた素敵です。あの絶景が何度も脳内を反復し、決して忘れられないものになっていきます。

 

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バスケの街、能代。バスケットゴールが設置されていました。

 

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そして東能代駅に到着。本来はこちらが五能線の起点のようですが、個人的には川部→東能代で行った方が良いかなと感じました。クライマックスが最後に来るので。

 

五能線、まさに日本一乗りたいローカル線の名に恥じない素晴らしい路線でした。必ずまた乗りたいです。

 

つづく