高宮の日本のどこかにいるブログ

個人的な旅行記です。

大井川鐵道無人駅めぐりの旅(1)

長期間にわたり、猛威を振るっているウイルスが世間を騒がせています。ちょうど新年度が始まったばかりということもあり、私も大きな影響を受けてしまいました。

そして何より、このような状況ですので、新たな旅に出ることができなくなりました。ということで、今回は少し前の旅を思い出ながら、新たにブログ記事に起こしていこうと思います。

 

旅の舞台は、静岡県の大井川沿いのローカル線「大井川鐵道」。1泊2日の全日程に渡り桜が満開の暖かい日でした。いつかまたこうした旅に出られるよう祈りながら書いていこうと思います。

 

 

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東海道本線|[普通]小田原|東京(0656)→小田原

東京駅を起点に東海道本線を下って、静岡県金谷駅を目指します。一般的な朝ラッシュとは逆向きの下り列車ですが、川崎や横浜へ向かう通勤客で大変混雑していたと記憶しています。

 

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東海道本線|[普通]熱海|小田原(0817)→熱海

小田原駅で乗り換え。このブレている写真を見て思い出しました。私が東京から乗ってきた位置とこの列車の位置が著しくずれていたので、慌てて乗り換えたのでした。この時間に小田原駅で乗り換えがあるときは、後ろのほうに乗っておいたほうがよさそうです。

 

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東海道本線|[普通]沼津|熱海(0847)→沼津

熱海からは特急タイプの列車でした。リクライニングもできる快適な座席でしたが、沼津までの短い旅です……。この列車で金谷まで行けたらよいのですが。

 

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東海道本線|[普通]島田|沼津(0912)→興津

乗り換え。沼津から乗ったこの車両はトイレなしロングシートの列車だっと思います。 

 

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東海道本線|[普通]浜松|興津(1003)→金谷

 興津から乗った列車は比較的新しい車両で、車内も空いていて快適でした。

 

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金谷駅に到着。ここから今回の旅の舞台、大井川鐵道に乗ることができます。 大井川鐵道蒸気機関車(SL)が現役で活躍しているということで大変有名ですが、この旅行では、SL列車も通過してしまうような小さな無人駅をめぐりました。

 

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大井川本線|[普通]千頭|金谷(1104)→大和田

切符を購入してホームへ。昔懐かしい雰囲気の2両編成の列車が止まっていました。大井川鉄道のホームページによれば、この車両はかつて東急電鉄で活躍していた車両だそうで、SL列車よりもこうしたレトロな電車目当てに訪れるファンも多いのだとか。

 

大和田駅

 

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 満開の桜に誘われて降りたこの駅は、大和田駅。私のほかに降りた人は誰もいませんでした。

 

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駅のすぐ目の前には大井川が流れています。 川のせせらぎと、山の木々が揺れる音だけが聞こえてきます。

 

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桜の花びらが風に舞って、ホームにたくさん入ってきます。

 

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大井川本線|[普通]金谷|大和田(1141)→代官町

遠くから列車の走る音がだんだん響いてきて、金谷行の列車が来ました。せっかくなので少し戻ってみます。

 

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若い葉をつけた木々と青く澄んだ大井川が、 車窓いっぱいに広がりました。この古い列車は鈍く揺れながら、ゆっくりと山を下っていきました。

 

代官町

 

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代官町という駅で降りました。この駅の周りには民家が多数あり、先ほどの大和田駅とは全く違う雰囲気です。

 

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駅のそばには小川が流れていて、この陽気の中でせせらぎの音と涼しい風が心地よかったです。すぐ奥には山が迫っていて、地図で見ても、山と川に挟まれた小さな町、という感じです。

 

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土が盛ってあるだけのホームに、丸太で作られた階段が取り付けられています。人工物の塊である鉄道の施設でありながら、ここまで自然に近い、それが無人駅の魅力の1つにあるような気がします。

 

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大井川本線|[普通]千頭|代官町(1226)→駿河徳山

 戻ってきたこの列車に乗って、次の無人駅を目指します。先ほども出会ったこの黄色の車両は、公式ホームページによれば、1966年製造の元近鉄電車で、かつては特急として走っていたエース車両だそうです。

 

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さすがは元特急車両というだけあり座席がしっかりしています。年季が入っている感じは否めませんが、ローカル線においては、むしろ味わい深く感じられます。

 

駿河徳山駅

 

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続いて降りた駅は、駿河徳山駅

 

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 瓦張りの木造駅舎に惹かれて降りてみました。調べてみると、1931年(昭和6年)の開業当時からの駅舎といわれているそうです。戦前の雰囲気を残す渋い駅舎です。

 

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駅舎内部。細い木の窓サッシが美しいです。本棚にはたくさんの本が置いてあり、誰でも自由に読むことができるようになっていました。

ここで時刻表を確認してみると、次の列車までかなり時間が空くようなので、駅周辺を歩いてみることにしました。

 

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駅前の観光案内板を読んでやってきたのは、徒歩5分ほどの場所にあった「ときどんの池」。清い流れと桜の木が美しい場所でした。

 

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川を渡ると中は湿地になっていて、多種多様な水辺の植物が生い茂っています。夏の夜にはホタルを観察することもできるそうです。

 

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都会ではほとんど見ることができなくなったクロメダカが、群れをなして泳いでいました。この日は気温が高めで、ここまで歩いただけでも汗ばむくらいだったので、とても気持ちよさそうに見えました。

 

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 駅に戻りました。手書きの看板もとても趣があります。

 

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ホーム。古レールを再利用した柱が並んでいます。よく見ると刻印がはっきり解読できる状態のものもあったので、古レール好きな人はぜひ訪れてみてほしいです。

 

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木製の柱に設置された駅名標。この場所には屋根がないためか、かなり風化が進んでいます。

 

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上には錆びてしまった照明がありました。これも古そうですが、今でも明かりを灯すことはできるのでしょうか。せっかくなら、夜にも訪れてみたかったです。

 

 

 

つづく

 

2020/05/05:一部修正

2020/05/06:一部修正。カテゴリ追加。