初回
前回
湊川まで戻ってきました。この駅はかつては神戸電鉄のターミナルであり、当時の古い駅舎がそのまま流用されているようです。
電車の一日乗車券を購入した際、食事の引換券も付いていたので、この洒落たレストランで食事をとることにしました。湊川駅から徒歩3分のカフェ・キッチンアイアイというお店です。
このお店の名物は、世にも珍しい「白いオムライス」です。これは卵白で白いライスを包んだものなのですが、ライスにも味がついているほか、中には半熟の卵黄が入っているため、味はしっかりついています。たいへん美味しかったです。
さて、駅に戻ってきました。
神鉄湊川駅は、市営地下鉄の駅と隣接しており、その地下空間で古そうな案内看板を発見しました。昭和テイストの書体と矢印が素敵です。
電車も昭和レトロな車両が来ました。
鈴蘭台で乗り換えて、午後からは、もう1つの幹線である粟生線の駅をめぐっていくことにしました。
粟生線は比較的本数も少なく、有馬線や三田線と比べると静かな雰囲気です。
三木上の丸駅で下車しました。ここは崖の上に木造駅舎があります。外壁の質感も良いです。
ホームの屋根も、木材や古レールを利用した古いものです。
上り列車が来たので、これに乗りました。
1つ隣の恵比須駅で下車。駅舎は新しいものですが、なまこ壁が再現されていたり、えびす様の顔が飾られていたりしており、個性的です。
ホーム上には、木製の電柱があり、古い照明も残存していました。日没後にも訪れてみたいです。
そのあと、粟生行の下り列車で終点を目指しました。
粟生駅に到着。この駅舎は、JRなどと共同使用しているようです。3つの路線が交わるターミナル駅ですが、利用客はさほど多くはなさそうです。
駅舎は新しいですが、木造の跨線橋が残されていました。
雪が降ってきたので、はやめに戻ることにしました。
途中の樫山駅で何となく下車してみました。駅舎はレンガ調です。
駅前にしてはのどかな雰囲気です。路線バスも小型のタイプが走っているようです。
グーグルマップによると、この付近に源義経が腰かけたという石があるようなのですが、行き方がわからず(さらに寒さもあり)断念しました。
駅に戻って旅を再開です。
長田駅で下車しました。長田は神戸の有名な地名ですが、神鉄の駅はひっそりとしています。
この駅も崖の上に建っていて、眺めが良いです。写真は逆光なのが残念です。
そろそろ日が暮れそうなので、最後にここまでの旅の中で気になった駅へ行ってみることにしました。
三田方面に乗り換え。
降りたのは山の街駅です。シンプルな駅名看板が素敵です。私の地元では全くありませんが、どこか懐かしい雰囲気があります。
まだ時間はあるのですが、寒さに耐えきれず、この日の宿に向かうことにしました。
神戸駅に到着。夜はまた違った雰囲気があります。
宿といっても80km以上離れた滋賀県大津市に取ってありましたので、着くころにはすっかり夜でした。
快活CLUB大津膳所店で夜を明かしました。
つづく