前回
京都駅の31番ホームに来ました。ここからはいよいよ特急「WEST EXPRESS 銀河」に乗ります。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、日本旅行が主催するツアーに参加するという形になっているため、乗車前には検温や手の消毒が行われました。
多くの人が見守る中、遠くに列車の前照灯が見えてきました。
ついに到着。
写真が暗くなってしまったので、停止してから再度撮影。
この瑠璃紺色の車体。まさに幼いころ憧れを抱いていた「ブルートレイン」ではないですか!
早速自席へ向かいます。
今回はこのクシェットという設備を利用します。料金面ではあくまで普通車指定席とされていますが、横になって休むことができます。
この区切られたエリアに4人まで入ることができるわけですが、今回はコロナ対策として1人で貸し切れるようです(2人1組で申し込んだ場合は2人で利用できるということです)
入線から発車まで25分ほどあったので、その間にフリースペースとして開放されている4号車「遊星」に来てみました。
瀬戸内海の島々でソーシャルディスタンスを再現したというヘッドマーク風のデザインや、
マスクの着用を促すものがアクリル板に描かれています。遊び心があります。
車内の壁には往年の夜行列車たちが描かれています。
そんな懐かしい汽車旅を思わせる列車ですが、洗面台やトイレは非常に新しくて綺麗なので安心です。
私が利用するクシェットにも、コンセントや自分で調整できる照明、小物入れが装備されており、何ら不自由は感じません。
21時15分。特急「WEST EXPRESS 銀河」が京都駅を出発です。
列車は、本来は山陰線用の31番ホームから発車するため、ゆっくりと転線しながら東海道本線へ復帰していきます。その間に車掌さんから「日本一長いホームは京都駅にある」「京都駅は日本で一番発着する特急列車の種類が多い」といった京都駅に関する雑学が紹介されました。
さて、ようやく東海道本線に入ったところで、すぐに停止。
そのあと普通列車が来て、銀河号を追い抜いていきました。普通列車にすら道を譲る急がない旅です。
そのあと見えてきたこの車両基地は、吹田総合車両所という基地で、この銀河号に使われる117系電車もここに所属していると放送で紹介されました。
新型の新快速電車や湖西線の古い電車が一緒に休んでおり、見るだけでも楽しいです。
1時間ほどかけて新大阪駅に到着。夜なので人影もまばらです。
続いてすぐ大阪駅に停車します。油断してカーテンを開けてゴロゴロしていたら、こちらの環状線ホームにはたくさんの乗客がおり、恥ずかしい思いをしました。
つづく