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釧路駅のホームで、釧網本線の列車を待つ。木組みのホーム屋根が美しい。
普通列車と新型のおおぞら号が並んで止まっていた。
ルパン三世のラッピング車両も来た。大きなターミナル駅は、列車を見ているだけでも楽しめる。
昨夜から釧路駅を拠点として活動していたが、ついにこの列車でここを出る。
車内では、昼食として、サンギが載ったおにぎりとサンドウィッチを頂いた。
この路線の沿線は、特にエゾシカが多い。
塘路駅ではSL冬の湿原号と行き違った。今シーズンはSLが故障したため、ディーゼル機関車で代走しているということである。
知床斜里駅を出ると、列車はオホーツク海に沿って走る。この区間は車窓に流氷を見られることで知られている。
この日も流氷が接岸していたが、残念ながら量が少なかった。
網走で、接続する石北本線の特急オホーツク4号に乗り換える。このころには、すっかり暗くなってしまった。
30分ほどで美幌駅に到着。
ホームに降りると、牧場のにおいがした。
この駅の駅舎は新しいものに改築されている。
下りの石北本線で引き返す。
街灯も見えない、暗闇の中を進む。
網走の1つ手前にある呼人駅で下車した。
雪道を5分ほど歩き、この日の宿へ到着。
この夜は呼人旅館という宿にチェックインした。なかなか味わい深い佇まいである。
内部にも昭和の面影が色濃く残っている。
しかし客室や水回りは大幅にリフォームされており、快適に過ごすことができた。
年代物の乾燥機は、残念ながら故障中である。80年代あたりのものに見えるが、果たして修理することは出来るのだろうか。
今夜の夜食は、美幌駅前のセイコーマートで購入した、パスタと豚丼を頂いた。
このあとはシャワーを浴びて、はやめに休むことにした。
つづく