高宮の日本のどこかにいるブログ

個人的なぶらり途中下車の旅。

酷寒の道東旅(14)「網走→知床斜里」

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私はオホーツク海側の座席を確保することができた。やがて満席となった流氷物語号は、ゆっくりと動き出した。

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海が見えてくるまでの間にも、観光ボランティアが色々な話をしてくれた。流氷は、気温や風向きによって常に状況が変わるため、見られたら幸運なのだと教えてくれた。

 

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列車はオホーツク海に近づいた。前日より明らかに流氷が増えているのがわかる。

しかしボランティアの方のお話では、この日の風向きから見るに、斜里側ではこれ以上に着岸している可能性があるという。

 

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その前に列車は一度、北浜という駅で停車する。ここでは10分の停車時間が設けられている。

 

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駅舎の内部には、名刺などが一面に貼り付けられている。

 

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オホーツク海に最も近い駅である北浜駅。併設されている展望台にも上ってみることにした。

 

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上からよく見ると、海上に小さなシャーベット状の氷がいくつも流れているのが見える。これは氷泥(ひょうでい)といい、流氷の素になるものだという。

 

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再び列車に乗り込み、知床斜里を目指す。

 

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列車は一度海から遠ざかるが、この後が最大の見どころである。

 

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知床斜里の手前で、釧網本線の線路はオホーツク海に最も接近する。ここでは流氷を明らかに確認することができた。厳寒のオホーツクならではの貴重な光景に、車内でも歓声が上がった。なおこの区間では、線路と海の間に道路が通っておらず、鉄道を利用しなければこの光景を見ることが出来ない。

 

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興奮冷めやらぬなか、列車は終点の知床斜里駅に到着した。

 

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駅舎は、かなり独特なデザイン。ここからバスに乗り換えて、知床をさらに満喫することもできる。私はこの後、釧網本線の駅をめぐってみる予定であった。

 

しかし、事件は起こった。

 

 

つづく