初回
前回
数分後に上り列車が来たので、これに乗ることにした。先ほどと同じ青い列車だった。この列車は佐久地域の星空をイメージしたラッピング車両だということである。
降りるタイミングがつかめず、結局小諸まで戻ってきてしまった。このまま折り返し列車となるようなので、再び長野方面へ移動することにした。
古い電車のボックスシートに腰かけ、降りる駅を探す。
30分ほど揺られ、坂城駅で下車。
明治時代からのものだという立派な木造駅舎が、ここにも残っている。駅周辺には、学生の親御さんが迎えの車を止めていた。
すぐ隣には、かつてしなの鉄道で活躍していた急行型車両169系が保存されている。こういった形で3両編成が丸ごと保存されているのは珍しいように思われる。
さらに近隣には、文化財センターという施設があるようだが、この日は閉まっていた。
駅舎の反対側には工場が広がっている。
上り列車で折り返す。この辺りから、土曜授業から帰宅する学生が増えてきた。
座席に座ることもできなかったので、2駅進んだ西上田駅で下車した。
この駅にも古い駅舎が残っている。この周辺は、養蚕が行われていた時代の名残が色濃く残っているということで、折り返し列車まで探検してみることにした。
北国街道まで歩いてきた。古い建物や蔵が残されている。
明治時代からのものと思われる用水路もいくつも残されている。この画像は欠口用水と桝網用水の合流地点を写したものである。
昭和時代に架けられたという小さな橋も、味わい深い。
時間が来たので駅に戻り、下り列車でさらに長野方面へ向かう。この列車も学生で混雑していた。
屋代高校前駅で下車。2001年に開業した比較的新しい駅だが、駅名標が著しく退色している。
大量の高校生がいるのかと思いきや、それほどでもなかった。屋代高校では、この日は土曜授業は実施していないのだろうか。
立派な駅舎だが、今年の4月に無人化されたようで、やや寂しい雰囲気がある。
つづく