2022年6月18日。埼玉県の秩父地方を旅してきたので、その模様を記しておく。
池袋から東武東上線を乗り継ぎ北上する。朝早い時間のため、急行ではなく準急が来た。1時間20分ほどの長い乗車となった。途中の森林公園で停車時間があったが、トイレ休憩だろうか。
小川町で寄居行きに乗り換え。この区間では、4両編成のワンマンカーが走っている。
寄居駅に到着。土曜の朝7時から、カメラをぶら下げて駅前を徘徊していたら、交番の警官に挨拶された。
駅の窓口で、秩父鉄道の一日乗車券を購入した。
この駅では、秩父鉄道と東武鉄道、そしてJRの3社が、それぞれ別のホームを使っている。なかでも秩父鉄道のホームは、古い設備がそのまま残されている印象である。
今や貴重になった水飲み場もある。タイル張りのレトロなデザインになっている。
熊谷行きの急行が来たのでこれに乗ることにした。秩父鉄道の急行では、乗車券のほかに急行料金が掛かるが、現在はこれが無料となるキャンペーンが実施されている。この終了時期は未定ということなので、個人的には、そのまま急行料金が廃止されるのではないかと思う。
10分ほど揺られ武川駅で下車。
駅には電気機関車が止められていた。
この駅は旧武川村に所在していたため、この駅名が付けられたということである。なお、現在武川村は深谷市の一部となってしまった。周辺を探しても、武川の名残を見つけることは出来なかった。駅だけは、この地名を大切にしてほしいと思った。
古そうな運賃表が、何度も改修されながら使われている。この駅は、まだ高輪ゲートウェイ駅の開業を知らないようである。
影森行きに乗り、この駅に別れを告げた。
小前田という駅で下車。私がどうしたというのか。
ヘンテコな駅名だが、格好いい木造駅舎が残っている。改札口までかかる巨大な屋根も印象的である。
待合室には沢山の掲示物がある。秩父「電鉄」という表記は、他では見られなかったが、以前はそう自称していたのだろうか。
ホーム上の待合室。軒の装飾も素敵である。あえて文句をつけるなら、窓周りがアルミサッシに交換されているのが残念か。
つづく