高宮の日本のどこかにいるブログ

個人的なぶらり途中下車の旅。

秩父の旅(2)「永田、樋口、波久礼、親鼻」

初回

 

smghkgm.hatenablog.com

 

 

 

秩父鉄道秩父本線|[各停]三峰口|小前田(0821)→永田

引き続き駅を巡ることにする。

永田駅で下車。

 

古い駅舎が残されている。しかし以前の写真を見ると、もう少し大規模だったようである。さらに今年から駅員のいない無人駅となったとのこと。

この駅では朝顔形小便器も現役。無人化後も綺麗に保たれるのだろうか。

 

秩父鉄道秩父本線|[各停]三峰口|永田(0833)→樋口

列車が来た。引き続き三峰口行きに乗る。

 

樋口駅で下車。

 

駅舎はホームと一体になっている。通行量の多い道路が並走しているが、駅は静かな雰囲気。次の列車まで時間があるようなので、駅周辺を探索してみることにした。

 

まずは道路を渡り、山側へ。遠くでウグイスが鳴いている。

 

2分ほど山を登ると、寛保洪水位磨崖標という史跡がある。

 

画像中央部分にご注目。よく見ると「水」という字が彫られているのがわかる。

これは寛保2年(1742年)の洪水の際に、地元の有志が彫ったもので、ここまで水が上がってきたことを示しているという。以前の荒川はその名の通り、荒ぶる川だったことがよくわかる。

 

山を下り踏切を渡り、今度はさらに川のほうへ下りてみる。

 

この辺は非常に険しい地形になっており、川に近づくことは容易ではない。

 

荒川へ流れる小川が、線路をくぐる際に暗渠になっている。レンガ造りのアーチが美しい。

 

その小川は、土嚢で護岸されているが、水生植物が生い茂っている。やはり自然はたくましい。

 

駅に戻ってきた。

 

秩父鉄道秩父本線|[各停]羽生|樋口(0920)→波久礼

ちょうど列車が来たので、これで次の駅へ向かうことにした。

1駅進んで波久礼駅で下車。

 

山あいにある静かな駅。木造のホーム屋根も美しい。

 

木の質感が感じられる駅舎。秩父鉄道線は、首都圏にありながらこうした駅舎が数多く残っており、貴重な存在だ。

駅前から橋が見えたので、荒川を見に行った。長瀞周辺とは異なり、観光客もいない。

 

秩父鉄道秩父本線|[各停]三峰口|樋口(0940)→親鼻

三峰口行きで再び移動する。徐々に三峰口に近づいてきた。

 

登山客らと共に親鼻駅で下車。

 

この駅舎は他の駅とは趣が異なり、欧風なデザインになっている。

 

天気予報が外れ、曇り空になってしまった。

 

 

つづく