初回
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豊橋駅で食料を仕入れ、ここから飯田線経由で東京に帰ることにしました。まずやってきたのは豊川止まりの列車だったので、これに乗り途中の適当な駅で降りることにします。
豊川の1つ手前の牛久保という駅で降りました。
ネット上の情報ではこの駅舎は戦時中に建てられたものだということですが、立派なつくりで、今も綺麗に保たれています。
とはいえ面影が無くなるような大規模なリニューアルがされているわけではないようで、懐かしい感じです。
古そうな書体のきっぷうりばの看板。このように、昼間でも駅員さんが駐在しています。
ホームの屋根も木材を組んで作られていて美しいです。
明らかに後から補強されている部分。
懐かしい感じのタンブラスイッチもありました。
少し色あせていますが、青色の網戸も素敵です。
豊橋からもほど近い場所に位置しており、周辺も普通の住宅地という感じですが、昭和の残り香が強く感じられます。
後続の天竜峡行きに乗り、さらに奥へ進みます。
豊川を出てしばらくすると、車窓に緑が多くなってきました。
この本長篠駅あたりからは、さらに険しい環境になっていきます。
雨が降る中でもとても澄んでいる宇連川。この川に沿って列車は進んでいきます。
途中の中部天竜駅で数分間の停車時間あったため、ホームに降りてみました。
このさびしい感じもいいですね。
列車は小さい集落を結びながら、さらに山奥へ。
平岡駅に到着するころには、雨が強まってきました。
ここでは長めの停車時間が設定されていたため、駅の外に出てみました。ほかにも駅に併設されている売店で買い出しをする乗客がいました。
雨の飯田線も良いですね。
天竜峡駅で乗り継ぎです。接続が良すぎて、ここで降りる時間がなかったのが残念です。
このあとはすぐに日が暮れてしまったので、あまり車窓を楽しむことは出来ませんでした。
岡谷駅に到着。ここから中央本線の普通列車に乗り継ぎ、東京を目指す予定でした。しかし、その乗る予定だった列車から異音が確認されたということで、これが35分遅れで走っているというアナウンスがありました。
この普通列車を待っていると終電が切れてしまう可能性が非常に高いので、甲府まで特急列車に乗ることにしました。2360円の臨時出費です。痛いです……(泣)
特急あずさ号で甲府まで。非常に快適だったので、よしとします。
高尾で中央快速に乗り継ぎ、なんとか帰ることができました。正直すこしだけ焦りました。
これで本当におしまいです。ここまでお読みいただきありがとうございます。
おわり
2021年4月28日:一部表現を修正