初回
前回
眠い目をこすりながら始発列車に合わせて八雲駅に来た。
こんな時間なので案の定誰もいない。
上りの始発列車で函館方面へ向かう。
列車は内浦湾のすぐ近くを走る。
森駅で行き違い列車を待つ。跨線橋に上がり、その列車と駒ケ岳を絡めて撮影してみた。雄大な姿だが冠雪した姿は風情がある。
八雲から合計2時間ほど乗って仁山駅で降りた。
この駅は小高い丘の上にあり、木造駅舎も残された趣ある雰囲気である。
ここを通るたびに車窓に見て気になっていたが、今回念願かなってようやく降りることができた。
ホームも昔ながらの板張りである。
反対側から下りの特急列車が来たので撮影してみた。
駅舎側のホームの下には小川が流れているという珍しい構造である。
国鉄時代の表記も残る。
非常に見どころの多い駅で、滞在時間の2時間もあっという間であった。次の上り列車でそのまま函館へ向かう。
函館駅では食料を調達することにしていた。本当は別の店に行く予定があったが、昨晩の宿で出会った外国人旅行客のオススメに従ってマックスバリューに行った。
先ほどの車両を使用する折り返し列車で、長万部方面へ戻っていく。
駅前のマックスバリューは確かにそれなりに地元産の食材も扱っていた。ホッケのフライを買いたかったが車内では食べづらそうなので、巻き寿司にした。
内浦湾を眺めながら海の幸を愉しむ。何事にも代えがたい最高の瞬間である。
2時間20分ほどかけて長万部に戻って来た。折り返しまで時間があるので周辺を散策してみることにした。
海が見えたので海岸まで歩いてきた。長万部海岸という名前がついている。ちょうど夕日が美しい。
いつまでも見ていたいところだが、寒さに耐えられず撤退した。
駅に戻るとちょうど列車が入って来た。暖房が嬉しい。
2時間半ほどかけて新函館北斗に戻って来た。
青函トンネルには在来線が通っていないため、やむを得ず新幹線で青森へ移動する。
本州に戻って来た。
新青森から宿を取った弘前へ移動した。弘前では駅前のホステルに泊まった。
つづく