初回
前回
時刻表の上では、木次から当駅始発の宍道行きの列車に乗り継ぐことができる。しかし実際には、備後落合からここまで来た列車と同じ車両が使用されている。なぜ別の列車として仕立てられているのだろうか。
列車は再び田園風景の中を進んでいく。
宍道駅から山陰本線で米子へ向かう。しかし上り列車はまだ来ないため、いったん下り列車で隣の庄原駅へ移動してみる。この区間は電化されており、変な顔の115系も活躍中である。
庄原駅の跨線橋からの眺めを撮影してみた。変わらない夏の風景に鮮やかな黄色い電車がアクセントとなり、印象的な光景となった。
折り返して上り列車に乗る。こちらの列車はディーゼルカーで運行されている。
米子に到着した。ここから伯備線に乗る予定だが、接続列車までかなり時間があるため、一度境線に逸れてみることにした。私は境線には乗ったことがなく、堂々たる4両編成のキハ47が走っていることに驚いた。
終点の境港まで行くと間に合わないため、途中の河崎口駅で降りてみた。シンプルで小さい駅だが、駅周辺は人通りも多く賑わっている。
折り返しの列車は目玉おやじのラッピング車両が来た。
米子からはようやく伯備線に乗り、新見へ行く。
独り占めのボックスシートに腰かけ、米子の駅前のイオンで買った安チューハイを空けた。
列車は日野川の流れに逆らって山を登っていく。
根雨駅では特急「やくも」の待ち合わせを行う。レトロな国鉄色の編成と再会することができた。
その後列車は西川の流れに沿って山を下っていく。分水嶺を感じられるのが伯備線の車窓の醍醐味である。
新見で岡山方面の列車へ乗り換える。車窓は暗くてよく見えなかった。
岡山に着くころには夜も遅くなってしまった。この日は「ホテルキャビンスタイル」という、その名の通りキャビンスタイルのホテルに泊まった。
つづく