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2023年9月8日
旅の5日目は快晴の岡山駅から始まった。「晴れの国」のキャッチコピーに恥じない気持ちのいい天気である。
この日は大阪に宿を取っているため、スケジュールにも余裕がある。早速だがせっかく晴れているため、まずは宇野方面へ寄り道してみることにした。
45分ほどで宇野駅に到着。フォトジェニックな港町として知られる宇野だが、着くころにはすっかり曇り空になってしまった。
海の方へ近づくと瀬戸内海の島々を眺められる。晴れていればさぞ美しいことだろう。
仕方がないので乗ってきた列車で引き返すことにした。
先ほどの列車は茶屋町止まりだったので、岡山までは行かずにあえて児島方面へ行ってみた。
この区間を走るのは古い国鉄車両だが、高規格な線路をかっ飛ばすので爽快である。
車内も国鉄時代の規格のボックスシートがそのまま残されている。
糸崎駅に到着。「18きっぱー」なら多くの人が利用した経験があるはずの駅だが、降りたことがある人は少ないのではないだろうか。こちらも古い駅舎が残っており、ぜひ降りてみてほしい駅のひとつである。
糸崎からはさきほどの折り返し列車で相生まで一気に進む。
瀬戸内海を眺めながら缶チューハイをあける。飲み終わるころには車内が混雑してきて、相生に着くころには満員になっていた。相生で新快速に乗り換え、姫路で降りた。
まだ日が出ていてもったいないので、姫路から出ている播但線に乗ってみることにした。
寺前のふたつ手前にある鶴居駅で降りてみた。
稲刈り間近の田んぼと遠くの山々が織りなす立体的な景色が印象的だった。そろそろ日没も近づいてきたので、大人しく大阪へ向かうことにした。
というわけで、姫路へ戻る。先ほどと同じ列車がそのまま戻って来た。
姫路で新快速に乗り換え。姫路以西からくる列車も姫路で4両増結するため、ほとんどの場合は座ることができる。
今回の宿は新今宮駅から徒歩5分の所にある「ホテルダイヤモンド」である。ここはいわゆる「ドヤ」とよばれる格安の宿泊施設だが、寝るだけであれば特に申し分ない(ただし、臭いやタバコの煙に敏感な方は注意が必要かもしれない)
つづく