初回
前回
瓦町駅に戻ってきました。ここでこの長い連絡通路を通って、志度線という路線に乗り換えました。
志度線は人生で初めての乗車です。ここでは、他の路線の電車よりも少し小さいものが走っているようです。
この路線は志度湾沿いを走るため、車窓にも迫力があります。向かい側のロングシートに座ると、まるで海の上を走っているようにも見えます。
この電車には、終点の琴電志度駅まで乗りました。
こちらは長尾駅とは異なり、本当に古くからある駅舎であると思われます。昭和初期の建築でしょうか。パステルカラーに塗装されていますが、劣化した木材の質感がいい味を出しています。
駅舎内も古い設備が多く残されています。
駅前も開発されずに、古い住宅やビルが入り組んで建っています。初めて訪れた街ですが、どこか懐かしく感じられました。
さらに1本奥へはいると、古い住宅が所狭しと並んでいます。
コンクリート製電柱に囲まれて、木製の電柱も孤軍奮闘しております。
帰りの電車の時間になったので、これで折り返すことにしました。
帰りは海側の座席に座ってみました。この日はほとんどの時間帯で雪が降っていましたが、このときは奇跡的に晴れ間が見えました。
さて、もう13時を回ってしまったので、高松に戻って昼食をとることにしました。
そして高松築港駅に戻ってきました。駅を出るとすぐに雪が強まってきたので、急いでうどん店を探しました。
駅から5分ほど歩いたところに、良い雰囲気のうどん店を見つけました。味庄というこのお店に入りました。
店内は地元の方が多く、小さくて丸い椅子が並べられたレトロな雰囲気でした。
ここは、カウンターで注文を伝えると、丼に入ったうどんだけが渡されるので、それにダシやトッピングを自分で盛り付けていくというセルフスタイルのお店です。この日は、かけうどん(小)にとり天をトッピングしました(合計¥310)。手打ちうどんである証拠に麺の太さが不揃いで、コシの強い麺と柔らかい麺があり楽しいです。お出汁も味がよく出ていて、クセになります。
雪の中を歩いた身体が温まりました。
少し休憩して、高松築港駅に戻ってきました。暖房の暖かい空気を保持するためか、電車がドアを半分だけ開けて待っていました。この電車はドアが4つもついていますが、香川ではそれは多すぎるような気がしました。
つづく