2021年3月6日
この日は、伊豆箱根鉄道駿豆線で駅めぐりましたので、その模様を書いていきます。
午前8時の東京駅。この日はここから旅が始まりました。
9時ちょうど発の「踊り子3号」に乗ります。
列車がゆっくりと入線してきました。この185系という車両は引退が迫っているそうで、鉄道マニアが集まっていました。
(※2021年3月12日をもって定期運用から引退したとのことです。)
コロナ禍で新幹線さえも空席が目立つ中、この列車だけ満席に近い状態でした。
特急列車にも関わらず窓が開くので、むしろこの時代に合っているようにも感じられます。
古い車両とはいえ結構なスピードで走るので、窓が開いているとスリリングです。
生憎の天気となってしまいましたが、自然の風が入ってきて気持ちいいです。
根府川付近では海の近くを走る区間があります。普通列車の窓も下から開けることはできないので、新鮮な感じです。
1時間20分ほどで熱海駅に到着。
ホーム上にすごい人だかりができているので様子を見に行ったら、伊豆急下田行と修善寺行の解結作業の様子を見学する人々でした。
引き続き東海道本線の普通に乗ります。
三島で伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換え。この路線は駅が少ないので、全駅下車を目指します。
まずは大場駅で下車。中小私鉄としては立派な駅です。
一方で跨線橋はなく、構内踏切で行き来する構造になっています。
上り列車で引き返します。
続いて降りたのは三島二日町駅。ここは古そうな駅舎が現役です。
かつては駅員が配置されていたのか、窓口の跡も残されています。
駅前の道路には片側だけ欄干のようなもの設置されており不思議に思いましたが、ここを境に下の小川が暗渠になっているようです。しかしながら、ゴミ捨て場が欄干の外側に後付けされており、これも置物と化してしまっています。
駅のホームは古レール利用のものでした。
トイレも昔ながらの簡素なもの。しかし照明だけ新しいLED照明に変えられているのも、またいいです。
また引き返していきます。車両は元西武鉄道の車両でしょうか?
駅舎はなく、スロープで直接ホームに上がります。
奥に山が見える坂の上から水路が流れていて気持ちいいです。ネットに上げるのは憚られますが、周辺の民家も味わい深くいい雰囲気です。
三島駅のほうより長閑な感じです。
しかし引き返す列車はずいぶん派手なデザイン……と思ったら、アニメ『ラブライブ!』のラッピング車両だそうです。車内にはキャラクターのサインがありました。
つづく
参照資料
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国鉄時代に製造「185系」最後の提起運用終える(NHKニュース)( https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210313/k10012912751000.html )
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「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング電車の運行情報等(伊豆箱根鉄道公式サイト)( http://www.izuhakone.co.jp/railway/18107/index.html/ )