高宮の日本のどこかにいるブログ

個人的なぶらり途中下車の旅。

週末パスで信越の旅(5)「高田、北新井、春日山、南高田」

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2022年5月22日

 

翌朝5時。やることもないので街に繰り出すことにした。やや強い雨が降っていたが、この街では傘をさすは必要ない。

 

なぜなら、ここ高田には、雁木通りが整備されているからである。風情ある通りを散歩する。贅沢な時間が流れていく。

 

町内の流れる儀明川。川岸には、桜が植えられている。春にはさぞ華やかなことだろう。

 

商店街で食料を仕入れ、駅に向かう。

 

高田駅は、お城をイメージしたデザインの駅舎になっている。

 

と見せかけて、実際に駅舎として機能しているのはこの部分だけである。この巨大なアーケードも雁木としての機能を持っている。

 

えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン|[普通]妙高高原|高田(0609)→北新井

長いプラットホームに、かつて大幹線だった時代の面影が垣間見える。いわゆる「新潟色」と呼ばれる、懐かしい色を纏った電車が来た。この日も旅が始まった。

空いているロングシートの車内には、大パノラマが広がる。

 

10分ほど列車に揺られ、北新井という駅で下車。

 

私の他に利用客はいなかった。

 

小さいパステルカラーの駅舎は、非常に綺麗に管理されている。

 

雪化粧をした山々を背景に、田植えを終えたばかりの田園が広がる。雪解け水が米作りに欠かせない水源であることがよくわかる。

 

えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン|[普通]直江津|北新井(0628)→春日山

鳥のさえずりが聴こえるだけの駅に、遠くから列車のジョイント音が響いてくる。

この日も幸先良い旅の始まりとなった。

 

春日山駅で下車。

 

ここは上杉謙信の故郷としても知られているが、今でも活気ある街である。

駅周辺には謙信の資料館などがあるようだが、さすがに時間が早いため閉まっていた。ここもいつか再訪しなければならない。

 

えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン|[普通]妙高高原春日山(0657)→南高田

たくさんの学生たちが待つホームに、4両編成の列車が堂々入線する。

 

南高田という駅で下車。私のほかに何人かの学生もここで降りた。

 

小さい駅舎の前には沢山の自転車が止めてある。付近には学校が複数あり、日曜である本日も部活動に参加する生徒で賑わっていた。

 

この駅舎も、JR以前の国鉄時代から活躍している。今となっては小さなローカル線の駅だが、かつては毎日何本もの特急列車を見送っていたことだろう。

 

 

つづく